プラリネ風味のパリ・ブレスト
3月の岡田有里お菓子教室初級クラスでは、
パリブレストを作ってお持ち帰り頂きました。
パリ・ブレストの歴史由来
~自転車レース~
パリ・ブレストは、
1891年に開催された第1回のパリ=ブレスト往復自転車レースの記念に生まれたお菓子です♪
そして、車輪をモチーフのデザインが特徴で、125年も愛されているフランス菓子です。
(あとで詳しくお話しますね)
Paris=Brest
美食の街、パリ。
フランスの西の端、ブレスト。
この2都市を往復するパリ・ブレスト自転車レースは1891年に始まり、
現在も4年ごとに開催されている世界最古の自転車レースなのだそうです。
なんと!
走行距離は約1200Km!!
レースの歴代最高タイムは、
仮眠無しで、走行中に食事を取り、
数分しか止まらず走り続けて42時間23分だったそうです!
(2015年大会記録)
眠らず、止まらず、43時間走り続ける!
人間ってすごい!としか言えない…。
過酷なレースなのですね。
ちなみに、
トップ集団以外の選手は自転車のメンテをしながら80~90時間を目指すのだとか…。
それでも、4日間ですよ~~(^^;)
お尻が痛そうですね…
あ、浮かして漕ぐから大丈夫なのかな?
でも、膝はガクガクでしょうね・・・。
↑2015年に訪れたフランスのお城
完璧なデザインのパリ・ブレスト!
自転車レースを記念して作られたので、
モチーフは自転車の車輪です。
単にリング型をしたシューのお菓子ではないのですよ~。
へぇ~~~!でしょ。
↑中にはミニエクレアを入れるのがお約束♪
(これにも意味があるんです!)
パリ・ブレストで使うパーツの意味
歴史的背景のお話の次は、
デザインの由来をご紹介しましょう。
パリ・ブレストは3種類のパーツで構成するのが一般的で、それぞれに意味があるんです。
1つ目は、
リング型シュー(外側)=タイヤのゴム
2つ目は、
ミニエクレア(中側)=空気チューブ
3つ目は、
プラリネクリーム=タイヤのギザギザ模様
ゴムタイヤ、チューブ、タイヤの模様。
車輪の構成パーツが全て揃っていますね♪
さらに、仕上げに2パーツが加わります。
4つ目は、
トップのアーモンド=乾いた泥はね
5つ目は、
⑤粉砂糖=泥はねが乾いたイメージ
いかがでしょう?
不必要な装飾は使わず、
1200Kmを走破した自転車の車輪を再現したデザインのパリ・ブレスト。
これこそが、
ミニマム&パーフェクトなデザイン!
そう思いませんか?
職人の想像力と表現力って素晴らしいな~。
そして、
125年前から愛され続ける普遍的な美味しさ。
これにも驚き、感動するばかりです。
Paris・Brestの歴史とデザインのお話はいかがでしたでしたか?
今度、お店でパリブレストを見たら、
ぜひ、召し上がってくださいね。
そして、
125年前にPari=Brestを往復した自転車の車輪に思いをはせて心はParisへ、Brestへと飛んで行ってください(^_-)
あ、そうそう!
歴史とデザインの話をネタにして、
家族や友人にうんちく大会をするのもお忘れなく♪
へぇ~~~。ほぉ~~~。
って話が盛り上がるといいなぁ。
うふふ(●^o^●)
次回のレッスン予告
3月22日(火)10:00~
場所:那覇市首里のアトリエ
いちごのフレジェを作ります。
1台に1パックのイチゴをギュッと閉じ込めて作るフレジェ。
Parisのパティスリーでは、
春になるとショーケースでフレジェがキラキラと輝いているんですよ~♪
スポンジ+カスタードクリームの基本パーツで出来ているので、組み立てのコツさえ知れば意外と簡単なケーキです♪
春のイチゴを使って、一緒に作ってみませんか?
きっと、お菓子作りに自信がつくと思います。
4月の前半は大人気のフルーツタルトです♪
4/14(木)10:00~
どうぞよろしくお願いいたします。
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